今ネットで着るだけで身体が鍛えられると、話題になっている金剛筋シャツ。しかし、着用時にめまいを引き起こさないか、不安を感じている人もいるようです。
そこで、この記事では金剛筋シャツでめまいが起こる可能性について説明します。
金剛筋シャツによる加圧でめまいを引き起こす可能性について
加圧という言葉を聞くと、めまいを心配する人が、最近増えています。これは、加圧トレーニングから起因しています。加圧トレーニングとは、腕や足にバンドを巻いて血流を制限した状態でトレーニングを行う運動法で、運動量を高める効果があります。
筋力アップやダイエットにはとても効果的ですが、デメリットがあります。1つめは、末梢神経に血液が留まった状態でトレーニングするため、脳や体幹の酸素が不足し、酸欠になってしまうことです。
2つめは、加圧トレーニング中にインスリン様成長因子という物質が成長ホルモンと同時に分泌され、その影響で一気に血糖値が下がってしまうことです。
この2つが原因で、トレーニング中にめまいを引き起こす人がいます。しかし、このめまいは、血流を制限するほどの強い圧力が身体にかかった状態のときに起こる現象で、金剛筋シャツのような加圧シャツで、起こることはありません。
ただし、絶対起こらないと言い切ることはできませんので、正しく着用することが大切です。そこで、安全に金剛筋シャツを着るための、注意点を2つ紹介します。
1、自分の体型に合ったサイズを選ぶ
金剛筋シャツは、競泳水着にも使われるスパンデックス繊維で作られており、とても伸縮性が高いため、どんな体型にもフィットします。
サイズはMとLの2サイズですが、自分の通常のサイズより小さいサイズを選んだ方が、加圧効果が高まり、より身体が引き締まるのではないと、わざと小さいサイズを購入する人がいます。
しかし、小さいサイズのシャツを着用していると、血行障害や神経障害を引き起こす可能性があるのでやめましょう。それが原因となり、めまいが起こる確率もゼロではありませんので、着用時、息苦しさを感じた場合はすぐに脱いでください。効果ないからと言って無理は厳禁です。
-
-
金剛筋シャツの着心地について~締め付けがきつくても問題ない?~
金剛筋シャツのレビューを見ると、明らかに小さなシャツが表示されているので、本当に着られるのか心配になるでしょう。 競泳水着でも使われている弾性繊維により、締め付け効果が期待出来るので日常生活で動く動作 ...
2、体調が優れないときは着用を避ける
体調が良くないときは、金剛筋シャツの着用を避けましょう。体調不良の状態で、着用してしまうと、加圧効果が身体に悪い影響を及ぼす可能性があります。
また、普段から貧血気味の人や低血圧の人も血行障害を引き起こす可能性があるので、自分の体調をみながら、着用するようにしましょう。
めまいを感じたときの対処法
この2つの注意点を守った状態でも、めまいを感じた場合は、すぐに金剛筋シャツを脱いでください。
その後、床に座ったり、横になったりして楽な体勢で回復を待ちましょう。また、酸欠になっていたり血糖値が下がっていたりする可能性もあるので、水分や糖分もしっかり補充してください。
『金剛筋シャツでめまいがする?何が原因なのか?』のまとめ
金剛筋シャツ着用により、めまいを引き起こす可能性はゼロに近く、販売開始してから現在に至るまで未だ1件も被害報告は出ていません。
そうは言っても、絶対に起こらないとは言い切れませんので注意点を守って正しく着るようにしましょう。先ほども言いましたが、効果ないからと言って無理はしないでください。